社畜福祉録ハチジョウ

暫定的に置いときます。旅行やゲームに関してのんびり書いていくようなブログです。

【辞職したので】近日中の本社とのバトルについて

はじめに

 八条です。五か月ぶりとなります。よろしくお願いします。

 

 すでに周知のことと思いますが(知らねえよという人もいるでしょうが)、現在の会社を辞職しました。手続きが通れば先月二十日付で退職ということになります。

 このブログのタイトルにもなっていますが、私はこれまで介護職員初任者として現在の会社に携わってきました。それなりにやりがいを感じていましたし、当初は介護福祉士の資格も取ろうかと思っていました。

 思っていました、ということは、現在はそう思っていないということです。もう完全に嫌になりました。この業界がです。一社しか見ていないのにそんなことをいうのは極端な話かもしれませんが、そう思わせるほどにあの会社はひどいと思います。少なくとも私が生きているうちはあの会社とかかわりたくないです。

 

目次

 

労働時間と勤務体制

 つまり、この見出しの二つがてんでだめだという話です。

 勤務体制、といってもこの業界全体がそもそも人員不足なので、何を言っているんだという人もいるかもしれませんが、あの会社――私が通っていた施設に限りますが、ここは明らかに人員不足とかいうレベルじゃないです。私はとうとう経験せずに済みましたが、現在40人弱いる施設を日中たった一人の介護職員が見守る(さらに入浴日は入浴介助も通常通り行う)という異次元の勤務体制でした。全員の入居者が要支援1とかならまだいいですが、この施設はサービス付き高齢者住宅であるにもかかわらず、特定施設という肩書を得ているせいで要介護3や4の方がごく普通にいる施設です。車いすの入居者なんてざらです。重度の認知症の方も決して少なくないです。そういった四十人の集合体を一人で見るのです。いや、二人ならできるかと言われたらできません。三人でも厳しいです。ですがそういう状況でも平然と運営してきました。

 従って労働時間も滅茶苦茶になってきます。当然です。職員は七人しかいないんですから。うち三人は夜勤専従なので、日中は最大で四人。もちろんそんなミラクルなシフトはむりなので、必然的に職員一人なんていう日が出てくるわけです。当然一日や二日ではないです。四人ですから。

 こういった業界では大抵早番・日勤・遅番・夜勤という四交代が一般的かと思いますが、ここでは遅番は存在せず(夜勤が代行)、近日中は勤務者不足で早番という概念も消えようとしています(早番~日勤の通し業務)。こういう場合法律で定めるところにより残業代が支給されてしかるべきなのですがーーここまで言えばお分かりいただけたでしょう――そんなものは出ません。もう一度言っておきましょうか。そんなものは出ません。別に会社に申請をしていないわけではありません。通し業務になったときはしっかりと書類を提出していますが、何度でも言いましょう――そんなものは出ません

 

問題改善への姿勢

 は全く)ないです。

 毎度のように人を増やしてくださいと所属長には言っているのですが、どうやら人を増やすの意味が分かっていないらしく、なんと入居者数をどんどん増やしてくるんです。正気の沙汰とは思えませんね。辞職間際もまだ人(入居者)が増えると聞いていたので、ますます殺人的な職場になることは間違いないでしょう。職員の方は現状、ひと月に一人増えて二人減るような状況なので、このままいけば単純計算でゼロになってもおかしくないです。そうなったら運営は不可能です。というか、現時点で運営は不可能なはずなんです。入居者に対する職員数がもう法令を逸脱してるんです。しかしそんなこともどこ吹く風、おそらく今もあの施設は営業しているのでしょう。すごい会社です。

 ちなみに、こういった事情に関しては退職時に秘密保持誓約書にサインしないといけないので、実は以上のような会社の不手際も一切公表してはいけないわけです(たいていの会社でもこのイリュージョンが起きているでしょう)が、まあ別にどこの会社がこうですと特定するわけではないので、この機会にこの通りはっきり申し上げます。というかそもそもやましいことがないのであれば、この紙の『業務に関わり知り得た一切の情報』という項目はほとんど意味がないはずです。その点、特にこの会社に関してはやましい部分が多くありますから、この項目は非常に重要度が高いですね。

 これでまだ社員を大事にする会社であれば話は別ですが、そもそも社員を大事にする会社はこういう状況に陥らないし、この会社にとって社員は市販の将棋の駒とイコールなので、むしろ職員数が少ないことは好都合です。払う給料が減りますから。同社の他施設でもやはり人員は厳しいようですが(もちろん私がいたところよりはマシ)、これからはかえって人員削減に乗り出して、今まで書いたようなことをどの施設でも当たり前であるかのようにするかもしれません。仮にも過去所属していた会社ですからけなすようなことは言いたくないですが、残念ながら可能性としてありうるのでそう言わざるを得ないです。

 

今後の予定

 今後ですが、当然無職では生きていけませんから就職をします。南羽生に行ったと言いましたが、これはここにある施設へ面接のために行ったのです。和戸と同レベルで何もないので(一応しばらく歩くとイオンモール羽生がある)、あくまでもほかの施設の内定が決まらなかった場合の最終手段と考えたいですが、とにかく職が必要です。

 面接時に志望動機を聞かれた際は、例の会社の現状に心身ともに限界が来ていると正直に話しているのですが、当然のように担当者は驚愕、そして困惑します。例えば以前私が夜勤者不在の影響で日勤から夜勤までの通しを行ったことがあるのですが(実労働時間は二十六時間)、この話をすると担当者はその瞬間混乱に陥ります。普通に生きていればそういう経験はしないし、経験した人にも会いません。無理もないです。だから私が偉いとかではなく、そりゃあ探せば二か月会社に缶詰の人もいるかもしれませんが(ちなみにそういう人を私は一人知っている)、それは当然普通ではない状況ですから、驚くのはむしろ当然です。そして落ち着いた後に口をそろえて『うちではあり得ないから安心してほしい』と言っていました。まあ、そういうこともありますなどという人はまずいないはずですが。見た様子でも、そういったことはいずれの施設でも起こりそうにありませんでした。入ってから気づくことのほうがいっぱいありますが。

 一つ悔やまれるのは、入居者の皆さんにお別れを言えなかったことです。以前からもうやめるもうやめるとは口癖のように言っていましたが、ある日突然来なくなったらやはり心配するはずです。せめて一言挨拶をしてから出てくるべきでした。申し訳ないです。また何かの機会があればぜひお会いしたいです。住んでいる人はみんないい人たちばかりでしたからね。ただし、上で触れたようにもうあの会社とは関わることはないので、おそらくもう会うことはないでしょう……。

 

 

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